今日は、新元号改元五月一日初搾りのお酒。蓬莱 令和 純米大吟醸原酒。五月一日の午前零時に絞って即日瓶詰、即日発送だって。本当の令和の初絞りだよね。酒屋さんに頼んでおいて、引取ったのは連休明け。それから冷蔵庫に入れておいて、楽しみに今日まで待っていた。
「令和」の典拠は万葉集と言われるけど、万葉集の中に「令和」という言葉があるわけではなくて、「令月にして 気淑く風和ぎ……」と、「令」と「和」が近くにあったので、くっつけて一つの言葉にした造語だよね。
万葉集が典拠と言われているから、どこか崇高な感じがするけど、新しい言葉を作って、その漢字の持っている意味やイメージを生かしていくっていうのは、キラキラネームと同じだよね。読みの方を先に決めて、それに漢字を当てるっていうことも、子どもの命名の時にはあるよね。令和は漢字の並びを先に決めたのかな。
酒屋でお酒の瓶を見ていると、酒の名前は、漢字でキラキラネームっぽいのが多いとは、思っていたんだ。だから、新しい年号を酒の名前に付けちゃうってことがあるんじゃないかなって思って、酒屋さんに聞いたのは新元号が発表になってすぐだったかな。そしたら、あるんですよ、って教えてくれたので予約をお願いしたんだよ。
さて、「令和」という名前のお酒の味は?
グラスを近づけると、どこかトロピカルな雰囲気。トロピカルって言っても、フルーツじゃなくて、花の甘い香りが広がる感じ。口に含むとふわっとした甘さに、ちょっぴりの酸味と爽やかな苦みで後味はすっきり。口が少しすぼみ気味のグラスで、ドライフルーツみたいな甘め、酸っぱめのおつまみとも合いそう。食事の時というよりは、みんなでワイワイ楽しむ時にしっくりくる感じがするよ。日本酒がちょと苦手っていう女性でも好きになってくれそうな感じ。
万葉集の「梅花の宴」というイメージよりは、現代的な華やかな明るいイメージのお酒かな。「令和」を祝うお酒。やっぱり、酸いも甘いもあるけど、明るくて、華やか、みんな仲良く楽しくできる時代になって欲しいよね。令和の初絞りのお酒、飲んだらなんだか、幸せになれる気がして元気が出てきた。酒屋のお父さん、教えてくれてありがとう!新時代も頑張らなくちゃ。
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