2023/01/29 プラハのレストランSalabkaへ (2022/10/22)

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プラハ二日目。朝はゆっくりと起きてシャワーを浴びて、朝食は10時までのところを9時半にホテル1階へ。席はほぼ満席。ブルノのホテルと同じような内容の朝食で、ヨーグルト、フルーツ、パンとチーズとコーヒーで朝食。

今日は、ランチとディナーの予約を入れているので、その間に観光をする。ホテルから旧市街の時計塔を目指して小雨に濡れる石畳の道を歩く。時計塔の前は多くの人。カレル橋に向かって人の流れができていた。さすがの世界の観光地でカレル橋はかなり人がいた。誰もマスクはしていない。また、アジアからの観光客がほとんどいない。ツアー客なのだろう、旗のような目印を、持った人について歩いているグループがたくさんいた。様々な言語が聞こえた。

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朝をゆっくりスタートしたので、カレル橋を渡ったところで、11時半を過ぎた。ランチの予約は12時なので、LIFTAGOでタクシーを呼んで、ワイナリーのレストラン Salabkaへ。大きく蛇行したブルダバ川の下を通るトンネルを抜けてプラハ動物園の敷地の色づいた木々を左に見ながら坂を登っていき、高台にあるブドウ畑に囲まれたレストラン。Liftagoの記録を見ると、タクシーに乗っていた時間はだいたい15分で246コルナ。チェコ共和国オフィシャルブログには、モダンチェコ料理と自家製ワイン、と紹介されている。コテージ風に木と石を使った内装の店内にゆとりあるテーブルの並び。窓からはワイン畑がみえるのだが、今日は人数の多いパーティがはいっているとか/でか、窓のある方ではなく、ソファーにゆったり座る席に案内された。クッションがたくさん置いてあるソファーで、とてもコージーな作りになっている。

https://www.salabka.cz/?lang=en

コースの数を選ぶ形になっていて、スターター一皿とメインを一皿、デザートであれば、3コース、という感じでオーダーする。ワイナリーということもあり料理に合わせたワインのペアリングもオーダーできる。ランチだから軽めにと思い3コースで、せっかくのワイナリーなのでワインのペアリングもオーダー。

料理が始まったら、最初の一皿が、山の秋をイメージしたのだろうか。キノコや黄色い木の実、鳥の羽などで飾った大きな皿に、ボウル上の皿を載せて、その上に椀型の器に入れたスープを載せてきた。テーブルの上にセットしてからボウルに水を灌ぐとドライアイスの煙が出てくるという趣向である。その後、小さくて思わず手を伸ばしたくなる料理が何品か続いて、Amuse Bouchesだけでだいぶ驚いたところに、パンが何種類も出てきた。パンに塗るものも様々な味。色合い、食材の取り合わせ、全部食べてみたいのに、料理の本番はこれからなので、パンは少しずつにしようと決心しなければならないほどだ。

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スターターはParsnip、ポートベローマッシュルームとパセリ。Parsnipは日本の人参とごぼうの間のような触感の根菜で、テーブルで緑色の、たぶんバジルの入った温かいオイルをかけてくれた。ちょっと繊維質のParsnip、日本だとごぼうの甘辛煮のようにしてしまうところかもしれないが、ちょっと歯ごたえを残しながらも絶妙な柔らかさでおいしく食べられた。

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メインはチョウザメに、Veroniqueソースにキャビアをテーブルで添えてかけてくれた。ポテトと、黄や紫、赤の小さな花びらと丸くくり抜いた緑のメロン、薄く味がつけられて小さくカットされたセロリが添えられていて、一口ずつ味の変化が楽しめるようになっている。

コース数を増やしていれば次はチーズなのだが、もうデザートが食べられるか既に不安なほどに満腹になっている。

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Pre Dessertは、ヴエルジュ(verjus)のアイスクリーム、ワインのゼリーにサバイヨン(Sabayon)がかかった料理で、ウニのようなトゲトゲがあるガラスの容器に入ってきた。どうしても日本人としてはウニを連想しがちな形なのだが、もしかしたら、マロニエ(セイヨウトチノキ)の実をイメージしているのかもしれない。

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そしてデザート。緑のリンゴのアイスクリームを載せた店の名前の入ったVanilla parfait。このパルフェはただのバニラではなく、シナモンや口の中で弾けるパウダーが入っていて、テーブルでグリーンアップルのソースとレモンオイルを添えてくれると、パチパチという音が聞こえる。舌だけではなく、目も耳も楽しませてくれる料理だ。

終わったかなと油断していたらPetit Foursだった。一つ一つは小さいのだが、ドーナツ、レモンタルト、小さいコーンに入ったチョコレートのクリーム、そして、カラフルなプラリネが入ったボックスから好きなものを一つずつ。

ペアリンで出てきたワインもどれもおいしかった。そのワイナリーで作ったというワインは一つだけで、あとは、チェコの他の地域のワインだったが、どれもおいしい。

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満腹で満足で食べ終わってもしばらくは動けないほど。コーヒーを飲む余裕もないほどだった。少し落ち着いたら外のブドウ畑を散策して、再びOld Townへ戻ることに。

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Botanicka Zahrada Trojaというバス停までは歩いたのだが、お腹がいっぱいでバスを待つのが面倒になってきたので、再びLiftagoでタクシーを呼んでカレル橋まで戻った。運転席のスマホには、アプリで入力した行先が既に表示されているので、挨拶をして乗り込んだら安心なのであるが、なんとなくGoogle Mapで今通っているところを確認してしまう。予め設定された料金ということもあり、わざわざ遠回りするような運転手もいないのだろう、最短のルートでカレル橋まで戻ってきた。

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