ブルノでの2回目の朝食。シャンパンがあったので、朝から一人で乾杯。ヨーロッパのホテルの朝食会場には、時々、シャンパンが置いてあるので、見つけると一杯飲んでしまう。食欲が湧いてきていいのかもしれない。旅先では自動車を自分で運転するということもまずないし、仕事がないのであれば朝から気分がふわっとしていても問題はない、などと言い訳。ドイツ風の黒くて固いパンにうっすらとバターを塗って蜂の巣の蜜をつけて食べながら、シャンパンを2杯飲んでしまった。
午後のプラハ行きのバスを予約しているので、午前中はホテルでゆっくりしようと、ゴロゴロ。チェックアウトの時間までホテルでゆっくりしようと思うことはよくあるのだが、朝のホテルは隣の部屋で掃除をしていたり、廊下を通る人が多かったり、意外と落ち着かない。気にしなければいいのだが、どうも早く出ろと急き立てられている気持ちになってしまう。部屋のドアにはDo Not Disturbの札はぶら下げているので、誰も入ってはこないのだが、ゆっくりできないのは、損な性分である。人にどう思われるかなんて気にしないで、どっしりゆっくりしていればいいとは思うものの、自分に根負けして早々にチェックアウト。スーツケースは再びブルノに帰ってくるまでと言ってホテルに預けて、プラハへの小旅行の用意を詰めたナップザックを背負って、どこに行ったものか。
あいにくと小雨で、ちょっと寒いので、街の中を歩く気にはなれず、Galerie Vaňkovkaへ。雨風をしのげて温かく、Wifiもあるし、モールのところどころに椅子もある。とりあえず、スタバに入った。
ブルノのスタバでカプチーノとチョコクロワッサンの温めを頼んで、席に座ってゆっくり。
バスの出発時間が近づいてきたのでトイレへ。チケットを買わずともスタバのレシートで、入口の清掃員のおばさんがうんうん、と頷いていたので大丈夫だったのだろう。Galerie Vaňkovkaを出た。赤ちゃんにも飲ませられるという軟水で少し高いのだが口当たりは柔らかく飲みやすい水をTescoで買った。
Regio Jetのバスでプラハに向かう。グランドホテル前の長距離バスの停留所からバスに乗り込む。やはりバスの運転手がQRコードを確認する機械を手にしている。やはり荷物は客が自分で貨物室に積むことになっていた。ウィーン空港からブルノまでは約2時間半、ブルノからプラハまでは約3時間なのだが、国境を跨がないからか運賃はプラハまでの方がだいぶ安い。
ブルノからプラハまでの間に高い山はなく、バスは牧場やシラカバの林を走る。木々の葉は少し色づき始めていて、秋の夕陽に映えていた。
プラハのUan Florencの停留所に到着。ブルノと比べるとプラハの方が建物に威圧感があるように感じる。高さがあり大きい建物が多いのかもしれない。ホテルはヴルダヴァ (Vltava) 川沿いで、停留所からは歩いて10分弱。ブルダヴァ川はドイツ語ではモルダウ (Moldau) 川。もう薄暗くなってきてしまったので、川には明日行くことにしてまずはClarion Old Townホテルにチェックイン。プラハには高級ホテルも多くあるが、このホテルはリーズナブルで清潔、快適。ただし、スリッパやバスローブなどはない。また、長距離バスの停留所から徒歩圏で、Old Townの観光にも便利なところにある。
さぁ、夜はおいしい料理を食べに行こう。
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