久しぶりのブログ記事更新。前回が2019年6月なので、3年半以上が過ぎてしまった。この間、煩悶しながら毎日を生きていくだけで精一杯。今思えば、書き続けられれば気持ちが楽だったのかもしれない。書きたいことは確かにたくさんあったが、それ以上に文字にしたくないことに押しつぶされそうになっていた時期だったのかなと今振り返って思う。
2019年の秋は忙しかった。ヨーロッパに行って、すぐにインドへ。11月末には煌びやかなクリスマスマーケットに心が躍るヨーロッパに再び出かけて、帰国したなと思ったら原因不明の肺炎のアウトブレークのニュース。そして2020年1月には日本でも最初の新型コロナ感染症のケースが報告され、一気に非常事態宣言へと進んでいった。
日本では第7波が終わろうとしていた2022年10月中旬、ようやく長い蟄居が解かれ、昨年秋に3年ぶりのヨーロッパへ行ったので、これを機にすこしずつブログを再開したいと思っている。
コロナの前には、ANAで羽田からウィーン経由でドイツへ飛んだのだが、2022年10月は日本からのヨーロッパ便は欠航が多く、乗換の便利さなどを考えると選択肢がだいぶ狭くなっていることはまだしばらく我慢しなければならないのかな。ANAのウィーン直行便は引き続き欠航中なので、今回はスイス航空で成田からチューリッヒへ飛ぶことになった。
新宿のバスタから成田までリムジンバス。東京では全員マスク着用を求められているので、バス内はみんなマスク着用。スーツケースは予め空港に宅配便で送っていたので、手荷物だけなのだが、パソコンとケーブル、防寒にとジャンパーを折り畳んで入れた。リムジンバスの頭の上の荷物棚は意外と小さくて、膨らんだカバンが入らなかったのだが、混んではいなかったので、隣の席に置けたのはよかった。
久しぶりの成田空港。スーツケースを受け取ってチェックイン。確か前回の出張の時もそうだったのだが、日本でのチェックインの時に、乗継ぐ次の飛行機のチェックインがまだできないということで、荷物は最終のケルンまで預かってくれるものの、チューリッヒの乗継カウンターでボーディングパスをもらうように言われた。荷物の控えを見ると、ケルン行きの便名が載っているので、荷物は大丈夫なのだろう。
成田のANAのラウンジもコロナ前とは雰囲気が少し違って、便数が少ないためか利用する人は少なく、サービスも一部制限しているようだった。ドリンク、食事は普通に置いてあるのだが、麺類はQRコードからアクセスして注文して、できたと連絡が来たら取りに行くという感じ。人が滞留しないように対策がされていたようだ。
毎回モバイルルーターを使っているが、今回はタイの会社のSIMカードを利用。ラウンジでモバイルルーターに差し込んで、動作確認。どこかのブログに、中国のSIMはヨーロッパの一部の国でブロックされることがあると書いてあったので、避けておいた。
成田発チューリッヒ行きのスイス航空便。搭乗口で待っていたら、ビジネスクラスはどこに並ぶのかとカウンターの人に聞く外国人がいた。スターアライアンスは、世界中そうなのかもしれないが、搭乗がグループに分かれている。ビジネスクラスはGroup 2だったが、日本ではこのGroup 2がとても長い列になることがよくある。カウンターの女性は、またかという感じで、この長い列の後ろに並んでくださいと答えると、聞いた外国人が、オーっと驚いて見せる。するとすぐ数分後にまた違う外国人がきて、同じことを聞いて、驚くというやりとりを何組か見た。確かにビジネスクラスの席数よりも並んでいる人の数の方がだいぶ多そうである。日本出発の便では、ANAのスーパーフライヤーズ会員などの特典を持っている人が多いのかもしれない。日本人の多くはマスクをしていると、それが一種の行動抑制になるのかあまり大きな声を出す人は見かけないのだが、マスクはしているものの大きな声を出して驚く外国人の姿が印象的であった
ロシアの上空を飛べないという状況のため、今回の便ではアラスカの上空を経由して、ヨーロッパまで飛ぶので、所要時間は14時間25分と飛行時間が長くなっている。また、機内では基本的にはマスクの着用が求められている。日本ではマスクを着用する場面、場所が多いのだが、食事時間は除くとはいえ14時間に及ぶ時間をずっとマスクというのはなかなか辛い。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻と、未だ終息しないコロナの影響で、ヨーロッパがだいぶ遠く感じられるのようになってしまった。
満席だったスイス航空のビジネスクラス。Boeing 777-300ER。ヨーロッパ系の航空会社の国際線によくあるスタイルのビジネスクラスの席なのか、窓側に二席。座席はゆったりしているが、通路側の人がフルフラットにしていると、寝ている人を跨いでいかないと窓側の人は通路に出られない。窓側の二席分を一席にしているシートもあるものの、こちらは、ビジネスクラス料金にさらに割増料金が必要だったようだ。トイレが近い私は通路側を予約。窓側に座っていた女性は驚いたことに、14時間を超えるフライトの間、一度もトイレに行かなかったみたいだ。大丈夫なのかなと隣で心配になってしまった。
ビジネスクラスの後ろの方に座っていたためか、メニューが一種類しか残っていなかったので選べなかったのは、ちょっぴり残念感があったものの、食事もドリンクも普通においしかった。JALもANAも国際線ビジネスクラスでワインを頼むと、グラスになみなみと注いでくれることが多く、それがなんとなく嬉しいのだが、スイス航空ではワイングラスの半分くらいまで。レストランであれば普通の量なのだが、こちらもちょっぴり残念感が漂ったものの、あまり日本では見かけないスイスのワインが試飲できたと思えば楽しかった。
ビジネスクラスの後ろの方に座っていたためか、メニューが一種類しか残っていなかったので選べなかったのは、ちょっぴり残念感があったものの、食事もドリンクも普通においしかった。JALもANAも国際線ビジネスクラスでワインを頼むと、グラスになみなみと注いでくれることが多く、それがなんとなく嬉しいのだが、スイス航空ではワイングラスの半分くらいまで。レストランであれば普通の量なのだが、こちらもちょっぴり残念感が漂ったものの、あまり日本では見かけないスイスのワインが試飲できたと思えば楽しかった。
快適なフライトで、スタッフはこちらから声を書ければ気持ちよく対応をしてくれて、無事にチューリッヒに到着。スイスはまだ未踏の地なのだが、今回は乗換だけ。いつかスイス観光をしてみたいものだ。
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